バリーシールの死因を解説!子供や妻はあの後どうなったの?

 

70年代初頭のダスティンホフマンを想い出すような、トム・クルーズの熱演!

時は1978年秋、カーター政権末期のアメリカ。一流の航空会社TWAの最年少パイロットのバリーはCIAのシェイファーから依頼された、航空の物流管理サポートをIAC名義で請け負い始め、サンディニスタの偵察写真の提供を始めました。

先走った彼は安定した仕事であるTWAのパイロットを辞めます。しかも心配している妻のルーシーに無断でです。

かなり無茶なことをする人物なのですが、一体どのような死因だったのか探っていきます。

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バリー・シールの死因は?

結論を言ってしまうと

1986年にメディシン・カルテルの頭、パブロ・エスコバルの怒りを買い、彼が雇った殺し屋によって銃殺された

ということです。

直接的な原因は、自身が麻薬の密輸容疑で有罪判決を受けた時に、麻薬取締局への情報提供者となってしまったことです。

彼はいくつかの大きな麻薬関連の裁判でホワイトハウスが求めている、ニカラグアの左派武装勢力、サンディニスタ民族解放戦線が麻薬の密輸に関与している証言をしたのです。

つまりは仲間のメディシン・カルテルを「売った」ためですね。

 

実話って本当?

実はこの話は実話なのです。

バリー・シールという人間も実在します。

当時の記録は本人が撮り貯めたビデオによる証言から判明したようです。

彼は映画と全く一緒で、卓越した操縦技術を持つパイロットにして、伝説の麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し

CIAの麻薬の運び屋としても才能を発揮し始めます。

表向きは、ホワイトハウスやCIAの命令に従いながらも、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億の荒稼ぎをしていました。

商人としても天才的だったようです。

CIAはバリーがコカインをルイジアナ州に密輸していることも事前に把握していました。彼の任務を代わりに実行できる役が他に居なかったため、敢えて黙殺した程です。

CIAは彼の味方でしたが、さらに他の麻薬取締局からもマークされるようになったぐらいです。

その後、さらに取引をエスカレートさせて、ニカラグアの親米反政府組織コントラへ、武器の密輸まで請け負い始めます。

その武器をカルテルに横流しをして扱いに困るほどの莫大な利益を得るようになります。

最終的には、パイロット5人と、セスナ機5機を抱える、密輸集団へと発展していきます。

これには流石のCIAも、黙っていられず、地元警察とFBIなどの組織がバリーを逮捕するのを黙認しました。

 

子供や妻はどうなったの?

バリーが最初に逮捕された時、CIAのシェイフアーに泣きついて、なんとか保釈されます。

その足で、朝の4時に帰宅し、朝6時の家宅捜索を逃れるために妊娠六ヶ月の妻ルーシーの靴も、娘のオモチャも取るものもとにかく荷作りさせ、

中米の田舎町ミーナへ、有無を言わせず引っ越しさせてしまいます。

そして緊急事態とはいえ、引っ越しが済んでからTWAのパイロットを辞め、CIAの仕事を始めたことを告白するテキトーさ!

さすがにルーシーも激怒!まぁ、当然ですね。笑 私がルーシーだったら絶対バリーについていきません。笑

しかし82年、バリーの武器と麻薬密輸ビジネスが爆発的に成功すると、全オプション付きの新車やプール付きの豪邸にパーティー三昧。

若い頃のジョン・ボンジョビみたいなルーシーの弟JBもバリーの下で働かせ、浪費生活を享受し始めます。

しかし、そんな生活は長く続きません。

仲間の裏切りでテレビで麻薬取引をするバリーの写真がオンエアされ、逃亡の手ほどきをバリーに受け、宝石や服を出来るかぎり身につけて逃げろ、とアドバイスされます。

バリーが刑務所へ拘束される前に故郷のバトンルージュへ帰るよう指示されるも、途方に暮れ、泣き崩れます。

結局母娘はバリーと離れて暮らし、結果バリーは暗殺されてしまいます。

その後ルーシーはルイジアナに戻り、恐らく以前通りのKFCで仕事を再開したとしか言及されてませんが、、、

正直 あれだけの享楽的生活をした後、元に戻れたのかは疑問ですね。。まぁ、もともとバリーも一流パイロットでその妻だったし、観た限りは 酒やドラッグにハマってもなさそうだし、

まだ旦那よりはまともな感性は残ってるように見えました。笑

78年から82年頃のアメリカの首相、カーターやレーガンのニカラグアや、サンディニスタへの言及は、当時のニュースフィルムが的確に引用しています。

バリーが武器商人として暗躍できた背景が生々しく描写されています。映画の枠を超えた優れた内部ドキュメントを見ている気分になりますね。

バリーが暗殺された後も、直接の雇い主のシェイファーは昇進し、

CIAはバリーの所有していた飛行機までも利用し尽くしたという後日談は、ひたすら怖いです。

アメリカの闇を見事に映像化した佳作なのは、間違いないですね!