ゲットアウトの伏線ネタバレ!似たような映画も探してみた

 

低予算で作られたホラー映画がまさかの大ヒットの「ゲットアウト」。

まさかアカデミー賞で脚本賞をとるなんて驚きですよね。筆者はアカデミー賞を毎年見ているのですが、ホラー映画は珍しすぎます。笑

今回はそんなゲットアウトの伏線について解説していきたいと思います!

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①ゲットアウトの伏線まとめ

  • ・オープニングで、通行人の黒人が深夜の帰宅中に不審者に いきなり拉致!
  • ・主人公の黒人カメラマンのクリスの親友の、運輸保安局勤務のロッドが週末に恋人の実家に向かうクリスから、留守中のペットの犬の世話を頼まれ、何の気なしに電話で言い放った一言「白人女の自宅には行くな」

この最初の2つが作品全体の伏線になっています。実に巧妙です。

・アーミテージ一族の異様な人種的偏見だらけの言動

日本では、人種的偏見というと伝わりづらい印象があります。

しかしこの作品はそれを見事に表現して伝えるのに成功しています。恋人のローズや、その家族、懇親会での会話の場面がクリス目線で作られていて、アーミテージ家の白人の登場人物が 口々にオバマやタイガー・ウッズを語ったり、

「今や時代は黒だ」とか、本当に人種を意識していないならわざわざ言葉にしなくてもいい話題の選び方しかしていないので、不穏で異様な不信感がクリスの中に積み重なっていくのが実感できます。

 

・ローズの母親のコーヒーマドラーの音

サイコセラピストのローズの母親が、クリスを禁煙セラピーをきっかけに洗脳に誘い込む時の、鍵のような役割をしているのがこれです。

クリスは同じ手にハマらないようにと、終盤には耳栓まで用意しています。

どこからが夢なのか、過去の現実なのか、自分の悲しい記憶なのか、彼女が言う例え通り「沈んだ地」に、観ているこっちまで一緒に取り込まれるような恐怖すら感じます。

 

・アーミテージ家の二人の使用人、ウォルターとジョージナ

ローズの祖父母の介護のために雇われた黒人の2人。

クリス目線の、雇い主の娘婿候補である、というジェラシーを割り引いてみたとしても、明らかに挙動不審です。

夜中に異様な速さでダッシュしたり、ローズに異様な愛情を示すウォルター。

そして多分に情緒不安定な印象で夜中にじっと窓の外を見つめていたり、クリスのスマホの電源コードを抜いたりするジョージナ、、、(黙っていればいいのにクリスに犯行を告白してしまったりもする)

何故この2人は奇行を繰り返すのか?後半からクライマックスにかけて、その謎が明らかにされていきます。

 

・過去の知り合いであるアンドレ・ヘイワース

アーミテージ家の使用人のジョージナが二回もクリスのスマホの電源コードを抜いて友人と連絡がつかないようにしていましたね。

クリスに問い詰められると、突然涙目になりながらも謝罪をしますが、彼女自身の良心と洗脳された部分による行動が彼女の中で、せめぎ合ってるのかと余計に不信感が煽られます。

また、懇親会でクリスが偶然会ったアンドレ・ヘイワースがスマホで写真を撮られて、焚かれたフラッシュに鼻血を一筋垂らしたシーンがありました。

そのとき目を見開いて異様に激昂し「GET OUT!!」と暴れ始めるのは、自分が洗脳された時の恐怖が瞬時に、記憶に宿るからかもしれません。

 

②映画を見た感想

いやぁ、怖かったです!見事に構成された、テーマを示す暗喩と伏線があちこちに仕掛けてあって、ジワジワと皮膚感覚で、自分がクリスになったかのように怖さが身近に迫ってきます!

一つ一つのトリックそのものはありふれているのに、それを丁寧に積み重ねていって、結末に集約させるやり方は、常套のサスペンスものの見せ方の1つです。

が、わかっていても引き込まれてしまいます。

何度か繰り返し見る程、新たな伏線が見えてくるのは見事!

本当に観ながら、クリスに画面越しに「 GET OUT!!」と大声で叫びたくなってしまうような場面が、最後の最後まで続きます。

全てを悟ったクリスがアーミテージ家から脱出しようとした時に、ローズも含めたアーミテージ一家が本性を現す瞬間が恐怖のピークです!

あえて言います。アメリカ中産階級の何世代も前から続く偏見や習慣の怖さを、ある一族の懇親会のひとときの中で見事に描ききった新しいスタイルのサイコサスペンスです。

俳優の有名無名ではなく、脚本そのものの力と必要最小限の演出の融合が、今回このような大ヒット作品を生み出した理由ですね。

 

③似たような映画はある?

「ゲット・アウト」に似たような作品についてなのですが

1作品思い当たる作品がありました!

それが

・エスター(2009年アメリカ)

です!

この映画の主人公は女の子なのですが、なんですかね、成人した男性より少女の方が怖い気がします。笑

ホラー映画あるあるで、無垢な雰囲気が余計恐怖を引き立たせる感じですね。

主役の女の子が日常生活の中で徐々に本性をあらわにしていくのですが、巧妙に伏線が積み重ねられてストーリーを収束させていく様子は通じるものがあり、日常生活の中から
恐怖が どんどん膨れ上がっていきます。

ゲットアウトが面白いと感じた人はこちらの映画もぜひチェックしてみてくださいね!