ナウシカのクロトワって何者?クシャナとの関係についても

クロトワは、トルメキアの王女クシャナの参謀です。軍大学院から選出されての参謀抜擢です。映画の中では、いかにも野心家でずる賢くて、なんだか胡散臭いキャラクターですね。

一見クシャナの命令を守っていますが、ともすればマイペースな行動をとっていますし、クシャナを尊敬しているようにも見えません。

 

このクロトワは、原作の中では、クシャナの父ヴ王のスパイとなっています。

クシャナの父は、有能なクシャナを自分が育てた第三軍から引き離し、わざと危険な処に追いやり、危険な作戦を与えています。

そしてクシャナが嫌気が差して戻ってきたら、軍律違反で処刑しようと目論んでいます。クシャナの兄達も、このことを知っています。クロトワはその見張り役です。

 

映画のクロトワは、胡散臭いけれどなんとなく憎めないキャラクターです。どこかとぼけた感じもあって、私は結構好きなキャラクターです。でも原作では、意外にかっこいいシーンもあるのです。

 

クロトワって、どんな人物なのでしょう。またクシャナとの関係も気になりますね。

 

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クロトワの経歴

クロトワの経歴は謎だらけです。

自分では「平民出の貧乏軍人」と言っていますね。平民出だから馬に乗るのは嫌だ、などとも言っていますが、軍大学院に行っているのですから、本当はかなり有能な人物です。

コルベットの操縦の腕も確かです。

 

クロトワは、その有能さ故にヴ王に認められてクシャナの参謀として送り込まれたのだと思います。

そしてクシャナも、クロトワは怪しいと気づいていたと思います。

 

原作では、ナウシカがクロトワの企みに気づいてクシャナに忠告をします。正体がばれてしまったクロトワは、そこで本領発揮します。

「平民出の貧乏軍人なんて、お偉いさんの企みを知ったら殺されるに決まっている。でも俺は生き延びると決めたんだ。だからクシャナ王女、取引しませんか。お貴族様出の兵士より役に立ちますよ」

この開き直りがかっこいい、と思ってしまった私です。

 

それまでもクロトワは、裏の指令を受けていたとはいえ、クシャナの命を狙ったりはしていません。

クシャナの参謀としての役割は、きちんと果たしていたからこそ言える言葉ですね。

そしてクシャナも、信用したからではないと言いながら、クロトワを受け入れ、今まで通り仕事を任せています。手を組むにふさわしい相手だと認めたのではないかなと、私は思います。

 

クシャナとの関係は?

クロトワとクシャナとは、まず主従関係です。

ヴ王の企みがばれてからは、クシャナを守る立場になりました。

面白いのは、主従関係であっても、クシャナの命令をただ聞くのではなく、クロトワは自分の意思で行動するところです。

 

クロトワは元々ヴ王のスパイですが、その一方で、自分なりにクシャナの器量を見極めています。

最初はただのわがまま王女と思っていたようですが、次第にクシャナの方が王にふさわしいと考えるようになります。

クシャナの側に寝返ってからは、クシャナを王にする為に動きます。

クシャナの望みを先読みして、そのためには目先のことに振り回されません。クシャナが情に流されそうになっても、クロトワがそうはさせません。

参謀というより同格の右腕という感じがします。

 

原作のラストシーンで、ヴ王はナウシカをかばって命を落とします。

そして死の間際に、クシャナを次の王に指名し、疲弊したトルメキアの再興を命じます。

クシャナはやがてトルメキア中興の祖と讃えられることになりますが、生涯「すでに王を持っている」として、自分は代王として生きます。

クロトワは、そんなクシャナのそばに、生涯いたと思うのです。

 

映画のその後について

映画のなかでは、ナウシカが風の谷を王蟲(オーム)から救い、クシャナ達トルメキア軍も引き上げ、めでたしめでたしとなって終わっています。

でも原作は、ここからが戦いの本番になります。

 

映画には出てきませんが、原作ではトルメキア軍は土鬼(ドルク)との領土争いをしていて、そのためにトルメキアの属領の長達が召集されています。

ナウシカは、病気のジルに代わって召集に応じています。

映画はその戦いのひとつのエピソードを、文明社会と蟲達との関係に疑問を投げかける形にまとめた感じです。

 

風の谷の事件後、蟲達の異変を感じたナウシカは、志願してトルメキア軍に加わります。

そしてドルク達との戦いを通じて、世界の有り様を考え、世界を救うために行動します。そんなナウシカを、クシャナは自分の王と認めるのです。

 

「風の谷のナウシカ」とは、映画の世界がさらに広がり、長く続いていく壮大な物語の始まりなのだと私は思います。

 

まとめ

映画と原作では、クシャナの性格が結構違うので一概には言えませんが、クロトワとクシャナは、同格のパートナーであり、戦友という感じがします。

同志と言ってもいいかもしれません。

いずれにせよ、クロトワはずっと、関係は変わらないままクシャナのそばにいるような気がする私です。

 

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