ナウシカの母親を解説!死因は腐海の毒が関係している?

ジブリ映画には、とても母性的なキャラクターがたくさん出てきます。

トトロのサツキちゃん、ラピュタのシータ、そういえばドーラもとっても母性的ですね。

中でもナウシカはトップクラスで、母性愛にあふれています。

映画の中でも、ナウシカは母性愛を存分に発揮していますが、原作ではなんと巨神兵の信頼を得て、その巨神兵を自分の子どもとするのです。

 

そんな愛にあふれたナウシカのお母さんはどんな人かと言うと、実はよくわかりません。

映画の中では、死んだと言うことしかわからないナウシカの母。

名前さえわかりません。

なので、ナウシカが母のことをどう思っているのか、そもそもナウシカが何歳の時に死んだのか、それもわかりません。

 

でもナウシカには、母に対する愛着の感情があるように思います。アスベルの母の優しさに触れて「お母さま!」と呼びかけるシーンがありますね。

これが私には、ナウシカには母性というものへの憧れがあるように思えるのです。

 

ナウシカの母親はどんな人なのでしょうか。死因は腐海の毒が関係しているのでしょうか。詳しく見ていきたいと思います。

 

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ナウシカの母親について

原作では、ナウシカは十一人兄妹の末っ子ということになっていて、兄弟姉妹達はみんな「育たなかった」と言われています。

また、「母親からその身の毒を受け継いで」とも言われています。

育ったのはナウシカだけだ、ということになります。

これは辛いですね。

母親にとってこんな辛いことはありません。自分が生んだ子どもを亡くすなんて、こんな悲しいことはありません。

 

そしてナウシカの母親は、蟲使いの血を引いているそうです。

だからナウシカも蟲達の気持ちがわかるのですね。

映画でのナウシカは、蟲達に自分の心を沿わせるようにしてコミュニケーションを取っていますが、原作では、もっと積極的に呼びかけをしていますし、王蟲(オーム)からナウシカに向かっての呼びかけもあります。

オームからの信頼も厚いようです。

ナウシカの母親が蟲使いの血を引いているので、ナウシカもその能力を引き継いだと考えるのが自然ですね。

 

死因は腐海の毒が原因?

森のそばに暮らす人々として、遅かれ早かれ毒の影響は受けるでしょう。

現にナウシカの父親も、体を起こすこともままならない状態になっています。

風の谷のお年寄りは、みんな何かしらの不具合を抱えていますね。

 

ナウシカの母親の場合は、十一人もの子どもを出産して、そのうち十人の子どもを失っているので、なおさらです。

立て続けの出産で体も弱るでしょうし、その子ども達を亡くせば心も弱ることでしょう。

 

原作では、ナウシカが、母に話しかけたいけれど、母は自分のことを忘れているかもしれないと思って話しかけられなかったと語るシーンがあります。

ナウシカは、五、六歳くらいに見えます。

ナウシカの母親は、窓際に座って外を見ています。心を病んでいたのかもしれません。

 

森の毒と、子どもを次々に失った辛さで、徐々に健康を損なっていった女性。

ナウシカの母親は、そんな悲劇の女性なのかもしれませんね。

 

でもナウシカには救いもあります。

父親ジルを始めとして、ババ様、後見人のミト、ユパ様も、ナウシカを理解して愛しています。

風の谷の人々からも愛されています。ナウシカも、この人々を深く愛しています。

 

母との間がどうであれ、ナウシカの周りは愛にあふれているのです。この環境によって、ナウシカも愛にあふれた少女に育ったように思います。

 

ナウシカは母を覚えている?

ナウシカは母を覚えています。それはとても悲しい記憶です。

窓際に座って外を見る母親と、話しかけたいのに話しかけられない五、六歳の女の子。

母への思慕を心に抱えた少女。

でも私は、ナウシカは母を愛していたと思います。だからこそ母が自分のことを忘れているかもと悲しく思うのです。

 

またナウシカには、他の人にはない能力があります。

ナウシカにはテレパシー(精神交流)ができるのです。他の人には聞こえない声を聞いたり、風の心を読み取ったりできます。

また腐海の木々や森、蟲達を密かに愛しています。

この力のことを、森で出会った老人は、「戦いではなく癒やしに向く力」と言っています。

ナウシカのこの不思議な力は、蟲使いだった母親から受け継いだものですから、母親も同じような力を持っていたと考えられます。

思うように母に甘えられなかった幼いナウシカですが、その分愛する力が強くなったとも考えられますね。

 

まとめ

ナウシカの母親について見てきましたが、詳しいことはわからないままです。

 

けれど原作では、ナウシカは自分の子どもとした巨神兵に敵の拠点を壊させ、結果として巨神兵も死んでしまいます。

ナウシカは巨神兵も死ぬことがわかっていて、その仕事をさせたのです。

そして巨神兵が死んだ後、ナウシカは風の谷に帰らずに、森を守る土鬼(ドルク)と共に暮らすことを決めます。

 

ナウシカにとって、森を守るために巨神兵を使ったことへの贖罪と、その死を無駄にはしないという決断だったのでしょう。

そんな決断をしたナウシカの、世界に対する深い愛を思う時、ナウシカの中には早くに死んだ母親への愛情があり、その愛情を世界に届ける決意をしたのだと私は思います。