1.辛い・重い・悲しいシーンを振り返る!
第8話がかなり悲しい結末で、いろいろ考えさせられました。
軽く振り返ってみたいと思います。
今回の事件は人気女優の莉央の同じ児童施設で育った御手洗修が根岸秀司をナイフで刺したことが始まりです。
莉央は御手洗と根岸と仲良く児童施設で育てられました。しかし、莉央が芸能事務所に入ることが決まってから二人は莉央を避けだしたのです。
莉央はそのことがずっと気になり、でも会うことができていませんでした。
御手洗と根岸は振り込め詐欺にも加担していて、莉央は私が二人を見捨てたからと罪悪感を持っていました、もうここだけでかなり感動しますね。
しかし、まだまだこの事件には悲しい結末があったのです。少し省略しますが、事件を捜査していると益山と言うフリーライターとの接点を見つけました。
しかし、益山はすでに死んでいて根岸が殺された日と同じでした。
この事件がつながっていることに気づき、そこから益山と3人の関係を探ります。
すると一つの事件をきっかけにすべてが分かってきました。
その事件とは益山のおじが殺された事件で当時一緒に住んでいた娘に殺されたと明らかになっています。
その娘こそが莉央であり、ずっと実の父親に性的虐待を受けていてそれに我慢ができなくなり寝ている間に殺してしまったそうです。
それをきっかけに益山はその事実を知り、二人に近づいたのです。
莉央は人気女優で今それが世間に知られてしまうと女優生命が終わってしまうのを恐れた二人は、益山の要求通りお金を支払っていたのです。
しかし、それも限界になってきて、根岸は直接益山にもうやめてくれて言いに行きましたが聞く耳を持たず根岸は刺してしまったのです。
その後根岸は益山の弟に刺されます。
そのことを知らずに帰ってきた御手洗は根岸が何をしたのかを知り、莉央を守るために二人は覚悟を決めたのです。根岸は死を選び、御手洗は罪を背負うことを覚悟しました。
すべては莉央を守るために起こした2人の男の物語でした。
感動したところはこの根岸の死に際に後はすべてを御手洗に頼むシーンです。演技がすごすぎて引き込まれるシーンでした。
このようにトレースは悲しい結末が待っていることが多いです。他の回の悲しい結末について少し振り返りたいと思います。
私が個人的に一番悲しいと思った結末では、第3話の小さい子供が起こしてしまった過ちです。
二人の少女は山奥で遊んでいたのですが、翌朝1人の少女が遺体として発見されたのです。
この事件は本当に起きる必要もなかったのですが起きてしまいました。
この少女の両親は離婚寸前で不仲でした。
それに気づいていた少女は両親を仲直りさせるためにある作戦を考えたのです。
それが自殺の芝居です。
実際に友達にそれを見せるために枝にロープをつけて首をつっているように見せました。
しかし、枝が折れてしまい結び目が強く縛られ救うこともできず少女はなく亡くなってしまったのです。
友達は怖くなり遺体を隠そうとして運びましたが途中で落としてしまいました。
それを翌朝に見つかったのがこの事件の真相です。
両親の仲が良ければ、こんな事件は起きなかったと思うと不憫でならなかったです。
もう一つ悲しい結末として紹介したいのが、第5話の誘拐された娘が残した愛についてです。
この事件は18年前の少女誘拐事件とつながっていました。
なぜなら、遺体で発見された女性付近に18年前に誘拐された少女の毛髪が残っていたからです。18年間娘を探している両親にその事実を伝えると母親はなんだか不安げな顔をしていました。
実はこの事件の真相は、その18年前にあります。18年前に起きた少女誘拐事件は起きるべくして起きたのです。
誘拐犯は暴力団の構成員である神崎で、少女の母親・彩花とは元々付き合っていた過去があります。母が隠していた事実とはその娘・ユウちゃんが神埼との子供だったということでした。
それを知られたくないなら誘拐に加担してほしいと神埼に頼まれていたのです。
しかし、神崎は何者かに殺されユウちゃんは戻ってきませんでした。
自分がしたことが取り返しのつかなかったと知ったときはもう遅かったのです。
ユウちゃんはとある施設に預かれられていました。
その施設の園長が遺体で発見された海東を殺し、埋め作業をユウちゃんに手伝わせたのです。
海東こそが神埼を殺し、ユウちゃんを誘拐し現金を盗んだ犯人でした。
しかし、18年後に園長のとこに現れ脅し始めました。それに耐えられなくなった園長が殺したという結末なのですが、感動はここからです。
海東と園長が揉めているときにユウちゃんはすべてを知ってしまったのです。
そのときにユウちゃんは実の母親を守るために自主をして自ら痕跡を残しました。母親のせいで人生を変えられた娘が母親を守るために行動したところに感動しました。
そのときの矢田亜希子さんと山岸舞彩さんの演技の素晴らしさにも惹きつけられたのです。